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私たちのものづくりの指針

KOでは着心地の良さと、天然素材へのこだわり、日本国内での産地の特性を活かした丁寧なものづくりを追求しています。化繊素材は使用せず、オーガニックコットンを中心に、羊毛、カシミヤ、シルクを使用、環境に配慮したものづくりを考え、様々な取り組みを行ないます。

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KOのものづくりの指針

  1. オーガニックコットンを基本としています
  2. 土に還る天然素材を使用しています(付属品に例外あり)
  3. ウエア内側の仕様、タグを外側につけるなど、肌当たりを考慮し縫製します
  4. クルーエルティ・フリー(※1)で作られています
  5. 日本国内で縫製、生産しています
  6. 全国の伝統的な技術や産地を生かし国内老舗工場にてものづくりをします
  7. 消化率100%、作った商品を無駄にしません
  8. 授産施設(※2)やサポートスタッフ(※3)での手作業を大切にしています
  9. オーガニックコットン製品の残布を回収し商品へアップサイクルしています

※1 クルーエルティ・フリー:動物実験・試験をはじめ動物に残酷行為をしない
※2 授産施設:障害者支援施設
※3 自宅で内職作業をしたい方=サポートスタッフにお願いしています

どうしてオーガニックコットンなのか?

肌に優しくナチュラルな素材の代表でもあるコットン。実は、農作物の中でも農薬の使用量が特に多い農産物です。農場では効率化を求めて、除草剤、防虫剤、収穫の際には枯葉剤をまき、成長剤で大きくした綿花を収穫していきます。枯葉剤の使用後は輪作をするので、砂漠化が広がっています。インドなどでは素手で農薬を散布する農家の人々の手、肺や目をはじめ全身に重篤な健康被害をもたらしています。それは、農場で働く子どもたちや動物たちも例外ではありません。さらに綿花は油分をもち、雨から種を守っています。そのためコットンの油分を化学薬品で脱脂し、薬剤や加工を施し糸に整えていきます。このたくさんの化学的な工程を経て私たちの元へ届く通常のコットン製品は様々なところへ負荷がかかっています。

これに対し、オーガニックコットンは自然の仕組みを生かして作られています。季節や緯度に合わせて落葉を待ち、綿花の収穫をして、人体や大地に負荷をかけない、農薬や化学薬品を使わない、どの生産過程においても人々が正当に働ける環境を持続していく、というサステナビリティのヴィジョンに基づいて作られています。肥沃な大地で自然の太陽をたっぷり浴びて育ったコットンボールを、脱脂をせず糸にし、引っかかりやすいふわふわの糸の特性を活かして丁寧に織る。おのずと生産量は減りますがオーガニックコットンの風合いを大切にしています。枯れ葉剤を使用しないため、手作業で取りきれない混入物が生地に黒いポツポツとなって現れることも。同じ生地でもコットンの収穫時期によって色が変わることもあります。これこそが自然の証。手間ひまをかけた豊かなオーガニックコットンには、生命力が満ち溢れています。

KOは環境への配慮も考えオーガニックコットンの中でも、やわらかく、肌触りの良い素材を厳選しています。そして、オーガニックコットンを選ぶことで、豊かな地球を守り、サステナブルな価値観を広げていきたいと考えています。この、一人ひとりができる小さくて大きなアクションが広がっていくことを願っています。

オーガニックコットンとは

3年以上農薬や化学合成の肥料、殺虫剤、除草剤等を使用せず自然のサイクルに従って栽培収穫された綿花のことです。自然の循環システムを守り、化学物質による自然環境への負荷をできる限り軽くするため、オーガニックを暮らしに取り入れることが世界中で拡大しています。 KOで使用しているオーガニックコットンはオーガニック原料を第3者の認証機関によってきちんと証明されたオーガニックコットンです。

オーガニックには以下のような基準が定められています。

  • 3年間農薬や化学肥料を使用しない土地で栽培
  • 化学合成農薬や化学肥料は原則使用しない
  • 遺伝子組み換え原材料は使用しない
  • 放射線照射はしない
  • 合成添加物の使用制限   など

通常のコットンと オーガニックコットンの違い

通常の綿とは栽培過程に大きな違いがあります。世界で使用されている農薬の中で、コットンは農薬や化学薬品の使用が多い農産物です。通常の綿の栽培は、土壌のカビや細菌を殺菌し、化学肥料を使い人工的に土壌を作り、殺虫剤や除草剤を散布します。収穫時期には枯れ葉剤を使用し、農民の健康被害が深刻化しています。製造加工中にも、化学合成糊や苛性ソーダ、硫酸、塩素系漂白剤、防縮剤等を大量に使用します。農薬や化学肥料は土壌の力を劣化させ、環境破壊や生産者や近隣の住民の健康被害につながっています。

オーガニックコットンは豊富なバクテリアが農薬不要の健康な土壌を作り、害虫の天敵であるてんと虫や蜘蛛、唐辛子やにんにく、コーン、マローといった虫が嫌う直物の力などで防ぎます。枯れ葉剤を使用せず自然の摂理に基づき収穫します。生分解されやすい澱粉糊や天然のワックス・植物性洗剤等を主体に高熱高圧処理・高温湯水洗浄を行う等それぞれの生産過程においても環境や人体への負荷を極力抑える努力をしています。オーガニックコットンの使用量が増えれば、農家の人々や周りの地域の人々の健康や生活改善を助けることができます。

オーガニックコットンの特徴

生地のポツポツとした斑点

オーガニックコットンは生地にポツポツとした斑点が残っているものがあります。これは糸にする段階で取り除ききれなった綿花の葉や茎の残りで、洗濯を繰り返すうちに減っていきます。また赤や青の繊維品の混入は、主に綿を手摘みする際に使う収穫用の袋の繊維片で、手摘みのオーガニックコットン特有の風合いともいえます。

油 分

綿花は種を雨から守るため、コットンボールには油分があります。通常のコットンは苛性ソーダで脱脂を行い、仕上げに柔軟剤等を使用します。オーガニックコットンは化学洗浄を行わないので多少の綿実油が残っています。吸水性が良くないと感じる場合もありますが、洗濯を繰り返すうちに本来の吸水性とやわらかな肌触りが増していきます。

お手入れ

洗濯機でネットに入れて、天然成分の洗剤の使用をおすすめします。オーガニックコットンは多くの空気を含み非常にソフトな繊維ですので、柔軟剤は必要ありません。通常のコットンとは異なり、薬剤を使用した防縮加工を施していないため、若干の縮みがあります。長時間日光に当たると変色することもございます。洗濯を繰り返すうちに表情や色合いが変化していくこともお楽しみ下さい。
洗濯物を白く洗い上げるために、洗剤の多くは化学合成物質で作られています。皮膚 アレルギーや発ガン性物質の疑いのある蛍光剤、塩素の残留が懸念される漂白剤などがその代表です。それらが洗濯後も洋服に残留し皮膚に影響を与える場合があります。

お手入れ方法

オーガニックコットンをはじめとした天然素材を使用しています。一部を除き、ほぼ全てのアイテムがご自宅でお洗濯いただけます。コットンは洗濯後、多少縮みます。

・洗剤について

天然コットンの風合いと持ち味、柔らかな触り心地を長続きさせるために、合成界面活性剤・塩素系漂白剤・蛍光増白剤が入っていない「石けん洗剤」のご使用がおすすめです。お買い求めの商品の洗濯表示をご確認の上、ご使用ください。

・柔軟剤について

柔軟剤のご使用はお控えいただくことをおすすめしております。
オーガニックコットン製品はやわらかな肌触りが特徴です。柔軟剤を使用しなくても、素材の特性上、お洗濯を重ねる度にやわらかな風合いに変化していきます。乾いた直後は繊維が硬く感じられる場合がございますが使ううちにやわらかくなじんでいきます。

・洗い方

洗濯機をご使用の際は、「ソフト」「手洗い」などの優しいコースをお選びいただき、ネットに入れて洗っていただくことをおすすめいたします。お買い求めの商品の洗濯表示をご確認の上、ご使用ください。

・匂い・汚れが気になる時

変色や匂いが気になる時のスペシャルケアには、酸素系漂白剤をご使用ください。数時間漬け置きし、よくすすいだ後に、優しく脱水を行ってください。

・干し方

変色を避けるため、強い直射日光をなるべく避け、風通しの良い暖かな日陰で形を整えてから干すことをおすすめしております。

・商品の縮みに関して

コットン製品は一般的に、お洗濯後、多少縮む場合がございます。乾燥機の使用は強い縮みの原因となりますので、お控えいただくようおすすめしております。

KOのオーガニックコットン

認証について

様々な会社の生地を商品によって使い分けているため、原綿での認証、生地までの認証、商品までの認証と商品によってさまざまの認証段階、認証団体となっています。最低でも原綿の時点での第3者機関での認証が受けられる生地を主に使用しています。

原産国と素材の特徴

原綿の原産国は特に国の指定はなく使用しております。オーガニックコットンは人為的にコントロールすることなく、自然の摂理に伴って栽培されているため、収穫場所や時期によって綿そのものの色みが違ってまいります。染色・漂白されていない素材は、オーガニックコットンそのものの色味の違いをお楽しみください。

現在の環境包装への取り組みの参考例

洋服を生産するにあたってビニール袋を廃止するのはとても難しい問題です。完成した洋服が汚れず、水に濡れず、シワにならず、1枚づつわかりやすく店頭や倉庫に届けられ、商品をわかりやすく収納するためには1枚1枚ビニール袋に入れて管理し配送すると便利です。アパレル産業の中で流通の段階から全面的にビニール袋を廃止することはまだ時間がかかりそうです。私たちは家庭ゴミの視点に立ち、ご配送時は紙包装でお届け致します。

1.タグ
洋服の付属類に関しては、紙の下げ札、安全ピンをできるだけ使わず洋服の内側の肩部分に小さなコットンフープを縫い付け、そこに糸を通してタグをつけています。

2.ソックス
通常、金具や化繊のフックで両足を止めたり、糸で縫ったりされていますが、nanadecorは紙の帯だけで止めています。

プラスティックや化繊のゴミの問題

日本は主要国の中でアメリカに次いで2番目に、国民一人が出すプラスティックゴミの量が多いそうです。(出典元:国連環境計画(UNEP)の2018年度報告書)昨今ではレジ袋やスプーン・フォークの有料化が進んできましたが、2017年に中国がプラスティックゴミの輸入を禁止してから(日本のプラごみを中国に輸出してお金を払って処理してもらっていました)日本国内で焼却せねばならないプラごみの量が増え、廃棄処理にかかるコストや二酸化炭素の排出につながっています。

魚を食べる日本の周りの海洋には、プラごみが河川などを通じて集まって来るので、2050年にはプラスティックゴミの量が魚の量を超えるとも言われています。(出典元:エレンマッカーサー財団2016年)石油を使って人工的に生産されている、ビニール袋や化繊生地の使用を控えています。

ビニール包装をご希望の方へ

過敏さやアレルギー対策として、ビニール袋に入れて配送を希望される方もいらっしゃると思いますので、備考欄などにご記入ください。

サステナブルな活動

・オーガニックコットンを通して環境に配慮する

・化繊素材やファスナーなどの金属をできるだけ使用しない

・オンラインのご配送は箱やビニールを使用せず、紙の包装でゴミの量を減らす

・洋服を裁断した端切れを回収する還元する

KOのものづくりとSDGs


1 オーガニックコットンを通じ生産者、農家の基本的な賃金を保証し不当な労働から守ります。
2 オーガニックコットンでは綿栽培の強い農薬使用から地域の農産物を守ることができます。
3 農薬や枯葉剤の散布をしないことで、農家を地域の水質汚染や大気汚染から守ります。
4 世界の子供を児童労働から守る認定NPO法人ACEの活動を通し子供の教育をサポートします。
5 認定NPO法人ACEの活動を通して女の子の自立支援、教育をサポートします。
6 オーガニックコットンの定期買取により農家の収入が安定し、水やトイレの確保を促します。
7 オーガニックコットン生産により過剰な水使用やエネルギー消費を削減します。
8 オーガニックコットン栽培により農家さんに倫理的な労働をもたらします。
9 オーガニックコットン栽培により、長期的に安全で安定した農業、生産背景を作ります。
10 オーガニックコットンの安定的な買取により、どの農家も公平に取引ができます。
11 高価な農薬購入による貧困と自殺者を防ぎ、持続可能で安定した収入を確保します。
12 地球にも人にも負荷がかからない農業や生産背景を通じ、安心安全な物作りを実現します。
13 オーガニックコットン栽培や製品の生産によりCO2の削減に貢献します。
14 オーガニックコットンの生産者や工場では化学薬品の使用を控えることで海を守ります。
15 枯葉剤の散布と輪作をすることで進む砂漠化を防ぎ、土壌の微生物や多様性を守ります。
16 協会による教育とサポートでオーガニックコットン農家の不正行為や暴力を防ぎます。
17 オーガニックコットン製品の適正価格の売買を通じ、個人が持続可能な世界へ貢献できます。